1985年「阪神優勝」の“陰の功労者”川藤幸三、二度の引退勧告を退けた波乱万丈の野球人生

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「代打の切り札」

 スタープレーヤーとして常に脚光を浴びながら華々しく活躍する選手がいる一方で、戦力外通告を受けたにもかかわらず、年俸大幅ダウンを受け入れて現役を続行。代打の切り札やベンチの盛り上げ役としてチームになくてはならない存在になり、プロ18年目にして初優勝の美酒を味わった男がいる。阪神ひと筋に19年間プレーし、“浪花の春団治”の異名をとった川藤幸三である。【久保田龍雄/ライター】...

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