「TOBE」設立にいまだ揺れるジャニーズ 次の火ダネは「嵐」 カギを握るメンバーは?

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行動を共にしない者も?

 ただし、メンバーの中には大野に同調しそうにない者も最低1人はいるという。同事務所との関係が極めて良好であることなどが理由だ。

「事務所側としてはメンバーを1人でも多く残したい。平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太は退所したが、永瀬廉と髙橋海人は残留したKing & Prince(キンプリ)と同じで、完全な形で出ていってほしくない」(前出・元同事務所スタッフ)

 全員で出ていかれると、同事務所側のマネージメントに問題があると見られてしまうし、面子も損なわれるためだ。

 元同事務所スタッフは「年末までに嵐の退所問題を中心に大きな動きがある」と見ている。滝沢氏と平野、神宮司、岸の退所が明らかになったのは昨年秋だったが、今年も同じようなことが起こると予測する。

「性加害問題による事務所のイメージダウンがかなり大きく、タレントたちは自分の将来について真剣に考えている」(同・元同事務所スタッフ)

 嵐の場合、2024年11月にデビュー25周年を迎える。そろそろグループの身の振り方について発表しなくてはならない。これもファンクラブが関係する。活動を休んでいるのに会費まで払ってくれている300万人以上を待たせ続けるわけにはいかない。

「嵐は頭の良い大人の集団だから、誰が自分たちを長く支え続けてくれたのかが十分分かっている」(同・元同事務所スタッフ)

 カギを握る大野の動きが注目される。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。大学時代は放送局の学生AD。1990年のスポーツニッポン新聞社入社後は放送記者クラブに所属し、文化社会部記者と同専門委員として放送界のニュース全般やドラマレビュー、各局関係者や出演者のインタビューを書く。2010年の退社後は毎日新聞出版社「サンデー毎日」の編集次長などを務め、2019年に独立。

デイリー新潮編集部

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