【ススキノ頭部切断殺人】クラブで愛娘を監視、ヘリコプターペアレントだった田村修容疑者が瑠奈容疑者に与えた大きすぎる負の影響とは

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不登校や引きこもりの原因

 イギリスの大学が行った調査によると、ヘリコプターペアレントによって育てられた子供は、いじめのターゲットにされる確率が上がるという。

「ヘリコプターペアレントは常に子供を監視し、何かあると飛んできます。これは成長してからも幼児扱いされることを意味します。その結果、子供は自分に対して肯定的な評価を下すことができなくなるのです。『いつまでも親に助けてもらわなければならない自分には価値がない』と思い込み、そうした自尊感情の低い状態に、いじめっ子がつけ込んでくるわけです」(同・担当記者)

 日本で不登校児の支援を行っている団体も「ヘリコプターペアレントは子供の自尊心に悪影響を与え、不登校や引きこもりの原因となり得る」と注意を呼びかけている。

「多くのメディアが『瑠奈容疑者は両親に溺愛され、過保護だった』と伝えています。犯罪心理学者の出口氏が指摘した通り、少なくとも修容疑者がヘリコプターペアレントだった可能性は高いでしょう。一家3人で殺害計画を共有し、父親のサポートを受けながら娘が犯行に及ぶという常人には理解できない行動も、ヘリコプターペアレントという観点から見ると読み解けることが増えそうです」(同・担当記者)

医師としてのアドバイス

 共同通信は16日、「血痕付着のレインコート押収 返り血対策か、札幌遺体切断」との記事を配信、YAHOO!ニュースのトピックスに転載された。

「このレインコートは修容疑者が購入したと見られます。瑠奈容疑者は犯行時、返り血を浴びないよう父親が準備したレインコートを着用し、男性を後ろ手に縛ってナイフで刺しました。首元を複数回刺したことが直接の死因で、肺近くにまで達した傷もありました。さらに、瑠奈容疑者は男性を襲う様子を動画で撮影していたのです」(同・担当記者)

 もし瑠奈容疑者が単独犯だとしたら、これほど入念な殺害計画を練り上げ、実行することはできなかったのではないだろうか。

「重要なのは修容疑者が医師だということです。血が苦手で精神科医になったというエピソードが報じられましたが、外科医ではなくとも医師が人間の体について一般の人より深い知識を持っているのは言うまでもありません。被害者を殺害し頭部を切断するにはどうしたらいいか、医師としての知見を娘に伝えた可能性があります」(同・担当記者)

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