ビッグモーターのCM解約、一人芝居の演出家がセクハラで提訴され… 災難続きの佐藤隆太

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「とばっちり」とは、近くにいて災難を被ったり、巻き添えを食うこと。そんな憂き目に続けて遭っているのが、俳優の佐藤隆太(43)だ。

 言うまでもなく、一つは中古車販売会社のビッグモーターによる保険金の不正請求や街路樹の伐採疑惑。同社のCMに出演していた佐藤の所属事務所は、7月20日付で契約の解除を明らかにした。

 芸能記者が解説する。

「佐藤は平成29年に同社のCMに起用され、最近までゴールデンタイムを中心に放送されていました。お茶の間でもすっかり“ビッグモーターの顔”として定着していましたからね」

 佐藤のギャラは、およそ2千万~3千万円という。割の良い稼ぎだったはずが、今回の不祥事が大きく報道されるや、すぐさまビッグモーターのサイトから姿を消した。

「不祥事を起こしたタレントが、企業から契約を解除されるケースは聞きますが、今回は立場が逆。一般的に企業がタレント側に迷惑をかける事態は想定されていませんから、今回も契約書に違約金の支払いに関する条項はなかったようです」

 とはいえ、芸能人はイメージが極めて大事だ。

「所属事務所はいち早く契約解除を決断した。その背景には、佐藤への悪影響を避ける狙いがありました。事務所は事態を重く見ており、今後はビッグモーター側に損害賠償請求を求めるとの観測も出ています」

タッグを組む演出家がセクハラ被害で提訴

 その佐藤は8月11日から、池袋の東京芸術劇場で一人芝居「エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~」の再演をスタートさせる。ところが彼は、ここでもとんだ災難に見舞われた。

 演劇記者が後を引き取る。

「ステージの周囲が360度客席に囲まれており、演者と観客がやりとりできる参加型の舞台です。この取り組みは3年前の初演でも好評だったので、本来はほぼ同じスタッフで再演するはずでした。ところが今回は“やむを得ない理由”から、演出担当が谷賢一(41)から上田一豪(いっこう・38)に交代することになったんです」

 演出家の谷は、過去に岸田國士戯曲賞や鶴屋南北戯曲賞を受賞した劇作家の顔も持つ。押しも押されもせぬ気鋭の演劇人の一人だが、昨年12月に主宰する劇団所属の女優から、セクハラ被害で提訴されたのだ。

「女性は日常的に体を触られたり、卑猥な言葉をかけられ、彼女の自宅で性行為を強要されたと訴えている。谷はそれらの主張をすべて否定していますが、女性は550万円の損害賠償を求めており、いまも東京地裁で係争中なんです」

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