「来年の総裁選には出ないかも」 支持率最低「岸田首相」が弱気を口にしたという情報
下がるべくして下がっている
岸田文雄首相は7月20日、自民党の遠藤利明総務会長と官邸で面会。その際に世論調査に言及し、続落する内閣支持率について「上がったり下がったりするものだ。いずれ上がる」と述べたと共同通信が報じている。その一方で、内輪の会合で来年の総裁選に触れて弱音めいた言葉を発するひと幕もあったとされる。現在の胸中はいかなるものなのか。
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報道各社の支持率は軒並み続落し、2021年10月の内閣発足以降最低の数字をたたき出している。
「要因としてあげられているのは、相次ぐマイナンバーカードを巡る混乱をなかなか収束できない不手際ですね。ちょっと信じられないレベルのミスが多発しているのもさることながら、健康保険証との一体化についても、ここまで反対や批判が大きいなら一旦立ち止まってじっくり取り組んで説明を続ければ理解を得られるはずなのに、半ば強引に進めてしまっている。内閣支持率は下がるべくして下がっている、そんな印象です」
と、政治部デスク。
河野氏の突破力を頼みとしたが
「加えて、担当大臣の河野太郎氏への不信感も広がっていますね。これまで全国的に人気があるとされてきた河野氏ですが、マイナンバーがうまく行っていない理由として河野氏のキャラクターがあると感じる人は少なくないのでは。実際、河野氏には政治的な突破力があるのは自他ともに認めるところですが、それは“不遜な振舞い”と表裏一体だったりします。霞が関の官僚たちにも当たりが強く、河野氏の下で働きたくないとの声は結構聞こえてきますね。働きやすい環境を作るのが上司の役割だとすれば、なかなかそういう環境作りに成功しているとはいえないでしょう」(同)
まさに河野氏の突破力を頼みとし、大臣に任命した岸田首相としては頭の痛いところだろうが、「何だかんだ河野氏に批判が集中していることで、官邸への打撃は弱まっているとの見方もありますね」(同)とのこと。
内閣支持率に関しては、自民党の麻生太郎副総裁が7月24日、北海道で開かれたセミナーで、こう述べたことが報じられた。
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