「来年の総裁選には出ないかも」 支持率最低「岸田首相」が弱気を口にしたという情報
麻生氏の発言
〈新聞なんかを読むと、支持率が下がったとばかり書いてありますけど、支持率なんていうのは、あまり気にしても意味がないのであって、政治家の評価なんていうのは、死んで歴史家がいろいろ講釈するのであって、生きているときは、褒めてもらえることはないと。「そう思っておかれたらどうです?」という話を岸田さんに最近申し上げましたけれども〉
先のデスクに麻生発言の趣旨を解説してもらうと、
「“一喜一憂しても自分がしんどいだけ”という首相経験者としてのアドバイスでしょうけれど、その麻生さんも首相在任中は支持率をかなり気にしていた人だと思いますよ(笑)。前任の菅義偉氏も一喜一憂していたタイプでしたね。と言うか、濃淡はあるにせよ、支持率を気にしない首相はいないでしょう。国民の信頼や支持なしに“自分のやりたいこと”を遂行などできませんからね。まあオフレコ(公表を前提としない)発言ではないので、話半分ぐらいで理解するのが適当かと思います」
そもそも自身の政権を短命で終わらせた麻生氏からのアドバイスにいかなる重みがあるのかは評価の分かれるところだろうが、「上がったり下がったり」という表現だけは確かにその通りといえるだろう。
“一転弱気”発言の解釈
岸田首相の場合、検討という言葉を繰り返すあまり「検討使」との蔑称をいただき、支持率が低空飛行を続けていたかと思えば、日韓首脳会談を経てウクライナに電撃訪問し、G7広島サミットをホスト国として仕切ったあたりでは支持率は上昇。解散総選挙が取り沙汰されるほどだった。しかしすぐにまた長男の失態やマイナカード問題で下降。アップダウンが実に激しいのである。
「首相の“いずれ上がる”発言は、自身に言い聞かせているようなニュアンスなのでしょうね。過去最低の支持率ということもあって当然と言えば当然ですが、官邸内の緊張度は高まっていると言う人もいます」(同)
そんな中で首相が、「来年の総裁選には出ないかもしれない」と漏らしたなどといった話も伝わってきたのだという。
「確かにそういう発言をしたという情報は流れてきましたね。岸田首相は感情をむき出しにするタイプではありませんが、実際は強気で若干偏屈なところがあるとされています」
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