「今度はマチュピチュ~」 茂木幹事長の“浮かれ外遊”に党内から不満が噴出

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「今すぐ辞めてほしい」

 が、茂木氏に注がれる視線は厳しくなる一方という。

「6月末、自公は選挙協力に関する合意文書を交わしたものの、東京での協力は見送りに。“1選挙区2万票”とされる公明票がなければ当選が危うい議員らに動揺が走りましたが、交渉役の茂木に責任を感じている様子は見られません。記者会見で合意文書が東京に触れられていない点を聞かれると、質問を遮るように“青森にも山形にも触れてませんよ!”と開き直る有様です」

 当の都内選出の自民党議員は憤りを隠さない。

「あんな居丈高な態度で交渉したら、公明党は歩み寄れない。茂木さんの公明嫌いは有名ですが、議席を最大化するという幹事長の使命をまっとうできないなら、いますぐ辞めてほしい」

 今秋の任期満了に伴う党役員人事における、最大の焦点は幹事長ポストという。茂木氏は留任を熱望しているとされるが、岸田文雄総理の心証は芳しくない。

 官邸関係者が耳打ちする。

「すでに総理は人事構想を練り始めている。春の統一地方選と衆参補選を勝利させた幹事長を交代させるにはそれなりの理由が必要だけど、茂木さんのスタンドプレーは目に余るから」

 早くも後任には森山裕選対委員長や鈴木俊一財務大臣のほか、小渕優子組織運動本部長らの名が。だから気晴らしが必要なのか――。

週刊新潮 2023年7月13日号掲載

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