今年こそ「B’z」がNHK紅白に出ると言われる根拠 “脱ジャニーズ”路線も影響か

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 B'zの稲葉浩志が、NHKの「ニュースウォッチ9(以下NW9)」に出演したのは5月1日のこと。作詞家として“言葉のチカラ”をテーマに語り、地上波ではじつに8年ぶりの単独インタビューだった。これにつづき、またもB'zがNHKに出演するというのは、同局の関係者だ。

「近いうちに『クローズアップ現代』がB'z特集を放送する予定です。いま、35周年ツアーの最中ですが、その最初の会場であるSAGAアリーナ(佐賀県、17・18日に公演)へ『クロ現』の桑子真帆アナが出向きました。『NW9』、『クロ現』とNHKへの出演が続けば、当然、年末の『紅白歌合戦』出演は固いと見ていいでしょうね」

 B'zといえば、かつては滅多にテレビに出ないことで有名で、とくに紅白に関しては“出演NGのビッグネーム”のひとつに数えられていた。その理由は「年末年始に仕事をしたくないから」……という説が有力だが、それだけに出場となれば、年末の大きな話題になる。

B'zサイドの思惑は

 今回、B'zが立て続けにNHKへ出演するのはなぜか。イベント関係者は「今回の35周年ツアーのチケットの売れ行きが思わしくないからではないか」と分析する。

「有明アリーナや味の素スタジアム、日産スタジアム(9月2~3日)などの大会場を含む、全国13都市14会場を予定しています。さすがはB'zといった規模ですが、首都圏の会場でも“即ソールドアウト”とはいかず、売れ行きが心もとなかった。また8月の沖縄公演は、チケットが売れ残る状況がしばらく続いていた。しかもアニバーサリーツアーということで、ヒット曲や人気曲を中心にしたライブが約束されている、ファンならずとも行きたい構成にもかかわらず、です。こうした状況を踏まえ、B'zとしては少しでも露出を増やし35周年を盛り上げたいようです」

 6月4日の「日比谷音楽祭2023」にB'zがサプライズで出演したのも、こうした状況を受けての露出展開のひとつではないかとこの関係者は見る。7月12日には6年ぶりとなるシングル「STARS」のリリースも控えていて、音楽業界の事情通は、

「紅白に出るにしても、往年のヒットメドレーのような形ではなく、この新曲をヒットさせ、この曲で出たい、という考えがあるようです」

 と言う。いずれにせよ35周年を盛り上げる仕掛けは万端にしておきたいとの狙いはありそうだ。

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