歴史的な“大不漁”が続くサンマに「禁漁」は必要ないのか? 国際協議が手ぬるい「規制策」に終始する理由

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漁獲枠は“前年比25%減”になったが

 梅雨真っ只中のいま、サンマの話題にはまだ少し早いのだが、例年7月中旬ごろには、北海道の東沖で小型船による漁がスタートする。年々厳しさを増すサンマ漁――。近年は水揚げが振るわず、値段も高いばかりか、商店に並ぶサンマは小さくてやや味気ない。脂が乗った大ぶりのサンマはここしばらく「お預け」となっている。こうしたなか、日本や中国、台湾などの漁業国に今シーズン与えられたサンマ漁獲枠は、昨年の総漁獲量の2.5倍。実際に枠いっぱいまで獲らないにしても、もっと厳しく漁獲枠を抑制すべきではないか。...

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