【ラーメン組長射殺事件の余波】 絆會・織田代表の居場所に注目が集まる中、組員はみな防弾チョッキ着用の緊張度

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

工藤會のように

 もっとも、そもそも警戒している自宅に織田代表がいるのかは不明である。

 自宅からの織田代表の出入りが見られないため、「(絆會とは運命共同体の池田組が本拠を置く)岡山あたりに潜伏しているのではないか」といった噂も流れている。

「自宅から出入りがないからといっていないとは限りません。警察のパトロールが厳重なら籠城するのが最も安全だと、ある意味で言えますからね」(同)

 6代目側は傘下組織に対し、「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合(6月16日~18日)が終わるまでは音を鳴らすな」との通達を出したことは既報の通りだ。つまり、会合が閉幕するまではカエシ(報復)はするなという意味だった。

 その18日が過ぎ、会合後は自由に動いてよし……との受け止めも一部にはあったわけだが、差し当たって“音が鳴る”気配はないようだ。

「今時、一般市民を巻き込みかねないエリアで派手な銃器を使用しての抗争という選択肢はほぼ封じられています。そして、6代目側には依然として“軽はずみな行動は慎むように”との通達が出ています。6代目の執行部としては、工藤會のように特定危険指定団体になってさらに身動きが取りづらくなるのを回避したいとの思惑もあるのでしょう」(同)

 もちろんだからといって絆會側もまた警戒を緩めるわけにはいかない。数少ないとはいえ、組員はみな防弾チョッキを身に付けて行動しているという。一般人に被害が出ない形で収束することが望まれるのは言うまでもない。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。