ドラマ「ラストマン」は突っ込みどころだらけ? 「全盲のハンディが感じられない」

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全盲の方が鑑賞したときに…

 福山は嗅覚や聴覚が非常に優れ、また、ハイテク装置で視力をカバーしている。

「でもこの設定だと、全盲でなくてもいいじゃん、と思ってしまうんです。他の感覚があまりに優れすぎているから、逆に全盲にすることの必然性に疑問符が付く。本当に全盲の方が見れば、安易に利用しているのではないかと思われるかもしれませんよね」

 要は、楽しく、肩の力を抜いて気楽に見られるが、深みに欠けた薄味なドラマといったところか。

「ただ、ドラマにはこんな“見所”もありますよ」

 と耳打ちするのは、さるドラマウオッチャー。

「番宣の時の福山さんを見ると、ほうれい線やしわが出て、喉のたるみも目立ち、ああ、あの福山も年相応だなと思った。でも、ドラマで見るとこれらがキレイに消えているんです。謎ですね」

 ともあれ、視聴率の推移に要注目である。

週刊新潮 2023年5月25日号掲載

ワイド特集「『目に青葉』の旅路」より

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