山川穂高「書類送検」の代償、不起訴でも“選手生命”の危機 元巨人投手との「類似点」と「相違点」

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大甘裁定では女性ファンに顔向けできない

 さらに今回は被害者が女性であることも大きい。近年、球界は女性ファンの取り込みに躍起で、「カープ女子」「鷹ガール」などに象徴されるように、その存在によって支えられていると言っても過言ではない。

「球界は一昔前とはファン層が違う。子ども連れの母親の存在が念頭にあるからこそ、今季は球場で選手を中傷するヤジなどへの取り締まりが厳しくなったとも言われる。山川に対し、甘いと思われる不十分な処分なら西武の女性ファン離れにもつながりかねない。球団はより厳しい姿勢で臨まざるを得ないだろう」(元社長)

 山川が西武退団となれば、他のNPB他球団が救いの手をさしのべる可能性は低いだろう。トレバー・バウアー(DeNA)がDV疑惑で長期出場停止となったように、MLB球団はマイナー契約でも厳しいか。自らが蒔いた種とはいえ、いばらの道しか待っていないようだ。

デイリー新潮編集部

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