一命をとりとめた市川猿之助を待ち受ける苦難 最も気をもんでいるのは映画「緊急取調室」の関係者

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自殺か、心中か、それとも

 警視庁は、現場の状況から自殺とみているが、断定するまでには時間がかかりそうだ。

「猿之助さんの具合が思わしくなく、すぐに事情聴取できる状態にありません。現場となった自宅および周囲の防犯カメラの解析、現場検証から足跡など侵入痕の有無。目撃情報の収集から“第三者”の可能性――などを探ります。室内も同様に鑑識作業を行い、家の中で何があったのかを見極めます」(前出・捜査関係者)

 2階の両親には布団 が掛けられていたが、猿之助は別の部屋にいた。この状態がなにを意味するのか、密室でのことだけに、頼りになるのは猿之助の供述だけだ。漏れやミスのないよう、周囲の証拠を固めて、警察は事案の最終判断を下すことになる。だが、

「ご両親が亡くなって、こんな大きな騒動を起こして……。こうなると、報道された内容が事実で、それを悲観してとんでもない行動に走った、と思われても仕方がない。猿之助の周囲やスタッフは何もしなかったんでしょうか」(梨園関係者)

 松竹広報室によると、5月15日午後に、「女性セブン」から質問状が寄せられた。その内容は「5月18日(木)発売号にて、市川猿之助様に関する記事」を進めているとあり、記事掲載が予定されていることを認識したという。

「質問状の内容から、記事の大意、概要は推察しておりましたが、本件に限らず、各種報道に対しましては、常に発行後に実際の報道内容の詳細を踏まえた上で、適切な検討・対応を行っておりますので、本件もこれに準じておりました」(同)

 まさか両親まで巻き込むことになるとは思いもしなかっただろう。一体、一家に何があったのか、今後の捜査が待たれるところである。

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