“璃花子を国会議員にする” 復活を果たした池江選手に今も執着するなべおさみ

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 17もの日本記録を誇る、トップスイマーの池江璃花子(22)が復活した。7月に開催される世界選手権の代表選考を兼ねた先の日本選手権で4冠を達成した彼女に、会場からは万雷の拍手が送られた。が、タレントのなべおさみ(84)は、拍手どころかアノ怪しげな「気」を送っていたという。

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 4月4日に東京・辰巳の東京アクアティクスセンターで開幕した水泳日本選手権。池江は100メートルと50メートルバタフライ、100メートルと50メートル自由形の4種目を制し、晴れて世界選手権への切符を手にした。

 大会関係者が振り返る。

「4種ともタイムは自己ベストには及びませんでしたが、その差は最大で100メートルバタフライの1.6秒。50メートル自由形ではわずか0.53秒、50メートルバタフライでは0.48秒に過ぎなかった。回復は順調過ぎるほど順調ですよ」

 池江は4年前の大会を病院のテレビで観戦していたという。わずか数年でひのき舞台に戻った姿に、スポーツライターの折山淑美氏も驚きを隠せない様子だ。

「池江は疲労を理由に200メートル自由形の予選を棄権しました。出場していたら、さらに1冠がプラスされていたかもしれませんよ」

気になるポイントは

 その場合、彼女は2017年以来、自身で2度目の快挙を達成していた。

「池江がスイマーとして傑出しているのは、二つの種目を制している点。世界のトップ選手は、当然のようにメインともう一つの種目で優勝を争える力を持っています。しかし、日本でそんな力を持っているのは池江だけ。その意味でも、彼女は日本を代表する選手といえるのです」

 といって、気になる点がないわけではないという。

「全盛期とされる2018年ごろと比べると、体重が5キロほど落ちていますね。二の腕も細く、当時と見比べれば一目瞭然ですが、闘病中に落ちた筋肉が完全に戻っていません。それでも彼女が他の選手を寄せ付けないのは、ストリームラインという水の抵抗を軽減する姿勢を維持する能力が極めて高いから。今後、筋力をより速いペースで取り戻したいところです」

 体が戻れば来年に開催されるパリ五輪の出場はもちろん、メダルにも手が届くという。そんな池江になべが施した“オカルト治療”を本誌(「週刊新潮」)が報じたのは4年前。病を克服しつつある競泳界のヒロインに“怪人”なべはまだ粘着していた。

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