和久田アナの広島サミット取材はあるか、林田アナに紅白起用説…NHK、人気女子アナ「4人」のいま

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桑子評価はうなぎ上り

「実力派の女性アナの中で、桑子アナは“和久田シフト”には組み込まれませんでした。それだけ上層部も別格として見ているのだと思います。昨年から担当している『クローズアップ現代』では、坂本龍一さんの追悼番組を放送して評価を上げています」

 4月4日に放送された「坂本龍一 最期まで音楽と共に」では、ビートたけしのインタビューも行っていた。

「たけしさんは『一緒に映画を撮りたかった』と明かしていましたが、このインタビューがネットで話題になり、上層部からも評価されました。大物へのインタビューでしたが、大仰にスタジオを使うことなく、いわゆる“板付き”のインタビューでした。『たけしのその時カメラは回っていた』で共演していた彼女だからこそできるインタビューだと言われています」

 桑子アナは「ブラタモリ」ではタモリとも組んでいた。意外にバラエティ人脈があるというわけだ。

「サザンオールスターズの桑田佳祐さんも『クロ現』に出演し、佐野元春や世良公則、Char、野口五郎とスペシャルバンドを結成した思いなどを語っていましたし、関係は良いそうです。バラエティ色の強い番組もできれば、ジャーナリスティックなキャスターもこなせるということで、ますます評価を上げています」

林田アナと山内アナの両極

 和久田シフトで「ニュース7」を譲り、「ニュースウオッチ9」を担当することになった林田理沙アナ(33)も評価を上げているという。

「彼女は前任の山内泉アナ(29※)のように“私が私が!”というタイプでもなく、和久田アナのように取り澄ましたところもない。スタッフ受けは非常に良いそうです。あとは緊急放送を上手くさばければ問題ありません。『ニュースウオッチ9』では田中正良キャスター(56)と青井実アナ(42)に次ぐ3番手の扱いですが、ゆくゆくは彼女をメインに、という声も出てきているようです。東京芸術大学大学院音楽研究科修了という異色の経歴から、音楽番組のオファーも引きも切らないそうです」

「紅白歌合戦」の司会にもってこいだろう。

「桑子アナも和久田アナも『ニュースウオッチ9』を担当している時に『紅白』の司会をしましたから、可能性は十分あると思います。何より彼女は、上層部からの覚えもめでたい。『ブラタモリ』の5代目アシスタントとしてタモリさんに気に入られたことは有名ですが、番組プロデューサーだった山名啓雄さんはこの4月に専務理事に就任したのでタイミングもいい。順風満帆と言っていいでしょう」

 一方、突然ピンチが訪れたと言われているのが「ニュース7」で和久田アナのいない土日祝日を担当している山内泉アナだ。

「和久田アナが降板した『ニュースウオッチ9』を引き継いだものの、青井アナとの折り合いが悪く、1年で降板。『ニュース7』の担当となったものの、彼女の後ろ盾と言われていた正籬聡(まさがき・さとる)副会長が任期満了で退任しました。押しの強い性格が災いして局内での評価もいまひとつ。地方へ戻ることになるかもしれません。そうならないためには、上層部の評価を上げるしかありません。ゴールデンウィークが正念場という声もあります」

 GW?

「NHKでは秋頃から年末にかけて、翌年の配置を決める“キャスター委員会”が開かれます。役員や番組スタッフのトップクラス、アナウンス室の人事担当が集い、あの子が欲しいとやるわけです。当然、担当者たちは夏頃までに心づもりをしておくわけです。しかも、東京でメインを務めるアナウンサーは早めに決まります。新役員は4月25日に就任しましたから、熱心に番組を見る。中でもGWは印象づけるための見せ場であり、『ニュース7』は4月28~30日、5月3~7日は祝日が重なるため山内アナが出突っ張りとなるのです。この間、普段はあまり笑顔を見せない彼女が、テレビ画面いっぱいに笑顔を振りまき、一所懸命にコメントを拾うような様子があれば、それは視聴者ではなく役員に向けたアピールということでしょう」

デイリー新潮編集部

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