福山雅治 TBS「ラストマン」はフジ「教場」に勝利 “ましゃロス”から完全復活へ

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春ドラ対決では木村拓哉に勝利

 俳優で歌手の福山雅治(54)が主演のTBS日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」の初回が23日に放送され、平均世帯視聴率が14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。今年放送された民放各局のドラマでは、3月15日に放送されたテレビ朝日の「相棒season21」の最終回14.5%を超えて最高視聴率となった。 

 どんな難事件も必ず最後に解決させることから“ラストマン”と呼ばれていた全盲のFBI(米連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見(福山)と、誰よりも悪を憎み、犯人検挙のためには手段をいとわない孤高の刑事・護道心太朗(大泉洋・50)による凸凹コンビのバディが難事件解決に挑む。

 4月期スタートのドラマでは、福山の同ドラマと、木村拓哉(50)主演のフジテレビ系月9ドラマ「風間公親-教場0-」の視聴率対決が注目を集めていたが、「教場0」の初回平均世帯視聴率は12.1%で、福山の勝利となった。

 さらに、初回が放送された23日に投開票が行われた北海道・函館市長選で、福山のバディ役となる大泉の兄・大泉潤氏(57)が初当選。一夜明けてポーツ報知の取材に対して、「冒頭を少し見られたけど、あまりに面白かったので全て見たい」と笑顔でドラマの感想を話したという。

「『教場0』は、木村は冷徹でもの静かな若手刑事の指導官を演じ、赤楚衛二、新垣結衣らバディを組む若手刑事とのやりとりが中心で淡々と物語が進行します。なので、途中でチャンネルを変えてしまう人がいても仕方ない。おまけに、このところ月9はリアルタイムではなく見逃し配信の視聴者が多いので、初回以降、視聴率は右肩下がり。一方、日曜劇場はリアルタイムで視聴する人が多く、福山演じる主人公が自ら捜査の現場を動き回り、慌ただしく物語が展開し事件解決に向かって行く。テンポが良く、チャンネルを変える気にさせないので、それも高視聴率を獲得した要因でしょう。同じ事務所に所属し、プライベートでも親交がある大泉とのコンビも息がピッタリです」(テレビ誌記者)

 福山のこれまでの代表作といえば、東野圭吾の原作をドラマ化し2007年にフジでドラマ版がスタートした「ガリレオ」シリーズだろう。同シリーズで福山は天才物理学者・湯川学役を演じているが、今作で演じる皆実は湯川とかぶる要素がたっぷりだ。

「湯川は刑事の依頼を受け、明晰な頭脳で驚異的な物理学の知識を用い、事件のさなかに起きる超常現象を解き明かして事件を解決します。唯我独尊な性格に独断的な物言いでマイペースで突き進み周囲を巻き込む。ハッキリ言って変人ですが、おちゃめな面もあって憎めないキャラ。そして、決めゼリフは『実に面白い』。

 一方、全盲というハンディがありながら、嗅覚、聴覚で周辺や人物の状況を分析・判断し、アイカメラの画像認識機能やスマホからの音声情報のアシストを駆使して捜査を展開するのが皆実。湯川と同じような性格で、自分の信念に基づいて行動し、アテンドを命じられた心太朗も予想外の動きを連発します。指を鳴らすことによって音の反響で空間を認識するしぐさが印象的で、心太朗から特別捜査官になった理由を問われると『モテたかったから』とうそぶくかわいらしさも。決めゼリフは心太朗に対して、『あなたとはいいバディになれそうです』。二つの役は何となく似ていますね」(芸能記者)

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