朝ドラ「らんまん」がSNS上でさっぱり話題にならないナゾ 不運な外的要因にも悩まされる?

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「あまちゃん」という内敵

「WBCは終わっても、MLB開幕後の大谷フィーバーは昨年以上の盛り上がりを見せています。加えて日本テレビは、4月3日から『ZIP!』を1時間延長して9時まで放送。しかも日テレは4月からMLBの放映権を契約し、朝ドラが始まる直前に“動く大谷”の映像を毎日のようにぶつけるようになりました」

 2010年にNHKは民放各局の情報番組がスタートする8時に朝ドラのスタート時間を繰り上げたが、それも裏目に出た形だ。

 さらにNHK内にも獅子身中の虫がいた。

「近年、朝ドラを総合テレビではなく、BSプレミアムやBS4Kで見る視聴者も増えています。総合よりも30分早く放送しているため、それが地上波の視聴率を下げているという声もあります。しかも現行の朝ドラの直前に過去の朝ドラの再放送もしているのですが、4月からは“朝ドラ中興の祖”といわれる『あまちゃん』がスタートしました」

 宮藤官九郎の脚本で、番組が終了した際には“あまロス”なる言葉が生まれたほど全国的に話題となった。

「『あまちゃん』はまさに“明るく、楽しく、前向きに”を具現化させたドラマでした。暗いストーリーは番組途中に入れて、終わりは明るい。改めて見ても、“明日(次回)はどうなるんだろう”と思わせる見事な終わり方だったことがわかります。人気になったのも当然で、もし『あまちゃん』の朝ドラ受けを華丸大吉がやっていたら、毎日楽しそうに話していたと思います」

 BSの視聴者は「あまちゃん」を見終えた後、続けて『らんまん』の暗さを味わう。

「早く神木と浜辺を出したほうがいいと思いますが、“失敗しない男”の異名を持つ神木の登場は3週目からのようです。もっとも、彼が演じるのは大人しいイメージの植物学者です。果たしてどこまで盛り上がるか」

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