【森保ジャパン】コロンビア戦で感じた日本の非常識 「背が低い」という先入観にとらわれていないか

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 コロンビア代表を迎えてのキリンチャレンジカップ2023第2戦は、MF三笘薫のヘッドによるゴールで先制したものの、その後2失点で逆転負けを喫した。ただ、試合内容から言えば当然の敗退でもあった。

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 前後半を通じてコロンビアのシュートは11本。対する日本は、三笘のゴールとMF西村拓真が右に外した左足シュート、FW上田綺世の2本のヘディングシュート(こちらは2本とも枠内のシュートだった)、そしてMF久保建英のカットインからFW浅野拓磨に当たったシュートの5本しかなかった。

 さらに試合運びでも、コロンビアには一日の長があった。逆転してからは、憎らしいほど落ち着いてボールを回して日本を翻弄した。

 ただ、負けたからといって悲観する必要はない。今大会の2試合は経験の浅い選手も多く、3年後のW杯を想定してリスタートしたチーム。日本の“個のレベル”、とりわけ判断力と対応力の未熟さを考慮すれば、結果を謙虚に受け入れたい。

 しかしながら、選手個々のプレーについてはまだまだ改善の余地があるだけに、良かった点と気になった点を指摘しよう。

 まずはスタメンである。コロンビア戦のスタメンも、これまでのようにチーム内の序列をリスペクトする森保一監督らしい11人だと思った。

 ウルグアイ戦でアシストとゴールという結果を出したMF西村と伊東純也をスタメンで起用しつつ、ウルグアイ戦では消化不良に終わったMF鎌田大地と左SB伊藤洋輝も継続してピッチに送り出した。

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