「舞いあがれ!」の史子役で異彩を放った八木莉可子 今後も注目すべき若手女優の“凄さ”とは

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NHK大河ドラマにも初出演

 このCM初出演から約3カ月後、今度は待望のテレビ地上波ドラマ出演が決定する。黒島結菜主演の「時をかける少女」(日本テレビ系・16年7月~8月放送)で演じたのは、主人公・芳山未羽が通う高校の同級生・大西敦美。ネットアイドルの顔も持つ今どきの女子高生を初々しく演じきった。

 ネット配信系も含めこれまでのドラマ出演数は計13本、映画は計4本。その中には主演を務めたNHK大津放送局開局80周年記念ドラマ「キャンパスで会おう!」も含まれているが、インパクトという意味で注目するなら18年7月クールの連ドラ「チア☆ダン」(TBS系)だろう。

 ドラマ「チア☆ダン」は、福井県の高校チアリーダー部が全米チアダンス選手権大会で優勝するという実話を描いた映画『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17年3月公開)の9年後が舞台。そこで八木が演じたのは、土屋太鳳演じる主人公・藤谷わかばの親友で、チアダンスに興味がない文化系女子の柳沢有紀だった。

 先のポカリスエット以外に、中古車情報サイト「グーネット」のCM(17年)でもキュートなダンスを披露した八木を、あえて“踊らない役”にキャスティングしたのである。八木はその期待に応え、主人公を支える重要なキャラクターの1人を好演した。

 昨年は「鎌倉殿の13人」でNHK大河ドラマにも初出演。のちに平賀朝雅(山中崇)の妻となる、北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の娘・きくを演じ、その“和服美人ぶり”はドラマの中で際立っていた。

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