「中学受験のプレッシャーで不登校に…」 中学校襲撃の17歳「猫殺し」少年、叔母が明かす事件の背景

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父親は都庁の課長

「父親は名門・県立浦和高校を卒業し、東京理科大学に進学。住宅総合メーカーに勤務後、都庁に転職し、現在は課長職にあります」(同)

 少年は両親と、有名私大に通う姉との4人で暮らしていた。表向きは堅実かつ何不自由ないように映る。

 小学校時代の同級生に印象を聞くと、

「友達とふざけて学校でプロレスごっこをしたりして、やんちゃな感じでしたね。ご両親がすごく教育熱心だったと聞いたことがあって、お姉さんがとても賢いって評判でした。そうそう、本人は極真空手の教室に通っていたはずです」

 その空手教室の師範が言うには、

「たしかに彼が小学1年生と2年生の時に習いに来ていました。初級クラスの在籍で、白帯のひとつ上のオレンジ帯でした。ごく普通のお子さんでしたよ。道場を辞めた理由は学校の勉強を優先したいとか、そういう話だったと思います」

小学6年生の頃から不登校気味に

 だが少年には、小学6年生の頃から不登校の気が見られるようになっていた。

 小学校の卒業文集には「バスケ大会の悔しさ」と題し、〈僕は、六年生になって様々な行事を行いました。修学旅行やサッカー大会など、全ての行事を満喫しました。中でも一番心に残ったのは、バスケットボール大会〉

 などと小学生らしい内容をつづり、バスケの試合に敗れた心境を記したうえで、

〈中学生になっても、たくさんの行事があると思うので、(中略)たくさんの楽しい思い出を作りたいと思います〉

 としていたが、進学先の地元の市立中学校では願いかなわず、いよいよ本格的な不登校に陥っていく。

 中学校の同級生の話。

「基本的に学校には来ておらず、学年ごとに撮る集合写真も毎回、別枠で顔写真を載せられていました。ただ、保健室には通っていたのか、たまに廊下で見かけることはありました」

 生来活発だったはずの少年が学校を避けるようになったのはなぜか。

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