NHK「船岡容疑者」からのストーカー行為「被害女性アナ」が評価されていた理由

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

ストーカー禁止命令

 心を寄せる20代女性アナの住むマンションに無断で侵入したとして、警視庁中野署に逮捕されたNHK札幌放送局のアナウンサー船岡久嗣容疑者(47)。船岡容疑者はこの後輩女性アナに捨てられたものの、諦めきれずにストーカー行為に及んだとされている。そんな中、船岡容疑者に対し、ストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)に基づく禁止命令が出されていたと複数メディアが伝えた。

「ストーカー規制法では、つきまとったり待ち伏せ、押しかけたりうろついたりという振る舞いが規制の対象となります。もう少し具体的に言うと、“会って話し合えばやり直せる”などとメッセージを送り続けるとか、“今日のファッション、素敵だね”といったふうに、“常にあなたを見ている”ことが伝わるような連絡も規制の対象です」

 と、新聞社の社会部デスク。その他にも細かく規制対象となる行動が想定されている。

「禁止命令があったということは、つきまとわれたりした女性アナ側が申し出たことを受け、都の公安委員会が船岡容疑者に対し、そういった行為を行わない旨の禁止命令書を交付したと見られます」(同)

女性アナに対する複雑な思い

 禁止命令にもかかわらず、規制対象となる行為を繰り返していると逮捕される可能性があるという。

「禁止命令にそむいてストーカー行為をした場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金となります。ただ今回、船岡容疑者は住居侵入の容疑で逮捕されており、起訴されれば、法定刑は3年以下の懲役または10万円以下の罰金に問われる可能性があります」(同)

 船岡容疑者と女性アナは赴任地が同じ時期があった。そこで何らかの人間関係の問題が生じて妻帯する船岡容疑者が札幌に“飛ばされた”とされている。

「定評のあった大相撲の中継からも外されるなど、自身の扱われ方に船岡容疑者は不満を持っていたようです。一方で、女性アナへの思いは物理的な距離が拡大した分、逆に募ってしまったのかもしれません。今回彼が取った行動は、理性にブレーキが効いているとはとても思えないものだからです」

 と、NHKのさる局員。

「スターダムへかけあがっていく女性アナに対する複雑な思いもあったんでしょうね。誰か相談に乗る人がいたら、こんな結果にはならなかったのではという声が局内でも聞こえてきます」(同)

次ページ:上層部の「推し」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。