王室批判で200億円超を荒稼ぎ! ヘンリー王子の“暴露本”で戴冠式への出席はどうなる?

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「ダブルスタンダード」

 英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏が言う。

「タブロイド紙やパパラッチのプライバシー侵害を手厳しく批判してきたヘンリー王子が、掌を返すようにメディアを利用し、王室メンバーの私生活を切り売りするとは、あまりに節操がありません。それでも、自身の初体験や薬物使用、タリバン兵の殺害など、スキャンダラスな話を次々と開陳する“捨て身の作戦”が奏功したわけです。プライバシーを守ろうと王室から離脱しておいて、自らそれをお金に換えるというダブルスタンダードは露骨ですが、お二人はまるで意に介していない様子です」

 というのも、

「環境問題を訴えながら、その一方でプライベートジェットを乗り回し、また英王室御用達のレンジローバーの中でも、特に温室効果ガスの排出量の多い車種を選んで乗っています。偽善者などと指摘されてもお構いなしで、まさしく“売れたもの勝ち”。もはや王室もお手上げといったところでしょう」(同)

戴冠式への出席を否定せず

 そんな中、5月6日にはチャールズ国王の戴冠式が控えている。英王室はひとまず王子夫妻に招待状を出すものの、その本心は“招かれざる客”だという。もっとも、さる英王室ウオッチャーによれば、

「怒り心頭のウィリアム皇太子はともかく、父である国王は何とかヘンリー王子にも出席してほしいと願っている。会場となるウェストミンスター寺院は、王子夫妻が結婚式を挙げた場所でもあります。チャールズ国王は目下、寺院のカンタベリー大主教に、次男との間を取り持つよう打診しているというのです」

 当のヘンリー王子もまんざらではないようで、

「『スペア』の発売前には、英テレビのインタビューで『招かれれば出席するか』と尋ねられ、『ドアは常に開かれていて、ボールは彼ら(注・王室)のコートにある。議論することは多く、彼らがそうできるのを望んでいます』などと、明言を避けながらも否定はしませんでした」(同)

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