「除名」に向けてカウントダウン! 「ガーシー」vs懲罰委 焦点に浮上する「歳費」返納と「サロン収益7億円」没収

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「登院0日」のガーシー参院議員に対して21日、参院懲罰委員会は本人による「議場での陳謝」とする処分に決定した。これにより「除名」へ向けた動きが加速する一方で、昨年7月の当選以降、大金を稼ぎまくったガーシー氏は仮に議員資格を失っても、すでに笑いが止まらない状況にある。そんななか「歳費返納」や「収益没収」を模索する動きも出始めているが、その道のりは険しいという。

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 懲罰委での採決を受け、22日の本会議で「陳謝」処分が正式決定する見通しだが、これは「仕掛けに過ぎない」と話すのは自民党参院関係者だ。

「これまで散々ゴネてきたガーシーが、陳謝のためにわざわざ登院することはないと踏んでいる。陳謝は4段階ある処分のうち〈除名〉〈登院停止〉に次ぐ3番目の重さの処分になるが、国会での陳謝を拒めば、晴れて除名に付す大義名分ができるというもの。国民感情に鑑みれば、除名こそが妥当と考えている」

 実際、ガーシー氏に対する風当たりは日に日に強まっている。反発を呼ぶ大きな理由の一つが、国会どころか日本への帰国も果たさず、議員としての仕事ぶりがまったく見えないガーシー氏に巨額の議員歳費などが支給されている点だ。

 参院事務局によると、ガーシー氏には毎月129万4000円の歳費のほか、昨年12月に期末手当188万5681円、さらに調査研究広報滞在費として毎月100万円が支給。すでに現時点で「計約1783万円」が支払われたという。

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