渡邉優樹容疑者に1億円を運んだ「日本人彼女」の知られざる正体 60億円の犯罪収益は没収できる?

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「小さな時からネグレクト気味」

 そんな彼を陰日向になって支えた存在に今、注目が集まっている。

「その女性は渡邉を頂点とした特殊詐欺グループの幹部でした。19年11月にキャッシュカードを盗んだ疑いで、大阪府警に逮捕されています」(同)

 逮捕時に報じられた氏名は柴田千晶(32)。その旧姓は酒井という。幼少期から多感な思春期まで、東京・東大和市で育った。近隣住民が言う。

「以前、連れ込み宿みたいな雰囲気のホテルがありまして。彼女の親が経営者の血を引いており、一家はそのホテルの一角を間借りする形で暮らしていました」

 地元の小中学校に進学した彼女については、同級生の母親がこう記憶していた。

「小さな時からちょっとネグレクト気味というか……。髪の毛の手入れが行き届いてなかったり、サイズの合わない服を着ていたり。親も留守がちで、食事の準備ができていないのも珍しくないようだと聞きました」

マセた女の子

 一方、小中学校の同級生は次のように振り返る。

「小学6年生ぐらいになってからは、派手というか。胸元が大きくあいた、胸を強調するような服を着ていましたね。エステティシャンになりたいと言っていて、マセた女の子という印象でした。まさかルフィの共犯者になるとは思いませんでしたが、そういう世界に行っても不思議じゃないような気はします」

 中学の卒業文集に、

〈これから先、尊敬できる人と出会ったり、沢山の恋愛をするかもしれません。いつか本当に「優しい人」を見極める力をつけ、自分も見合った人間になる様、磨きをかけたいと思います〉

 とつづった。しかし、その眼力は身に付かなかったようだ。28歳になった彼女は、15歳の彼女が望んだ人物像とはかけ離れた相手との情事に溺れていく。

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