白鵬の断髪式、「ハサミ入れ」は「最低でも100万円だった」 だるまを495万円で販売で“荒稼ぎ”も

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「涙の断髪式」「白鵬 涙 マゲに別れ」。元横綱白鵬、宮城野親方(37)の断髪式が行われた翌日、各スポーツ紙はかような見出しで美談を報じた。が、実際の現地取材では、あれれ? “銭”の臭いがプンプンと……。

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 異例の断髪式が行われたのは1月28日。会場の両国国技館は当日の10時に開場し、その時点で入口には黒山の人だかりができていた。それもそのはず、優勝回数は史上最多45回、通算1187勝。在位中には立ち合いの張り手やかち上げなど、横綱としての品位が問題視されてきたとはいえ、数字だけを見れば大横綱なのである。しかし、

「国技館に入ると、まるで物産展のようでしたね」

 とは、取材した相撲記者。

「国技館の通路に記念グッズの販売ブースが立ち並んでいたんです。まず目に入ったのは、白鵬が手首にはめた銀の太いブレスレットをアピールしている大きな立て看板。そのすぐ奥はモンゴルのアクセサリーブランドのブースでした」

記念だるまは495万円

 そのブランドは白鵬が広告塔を務める「ツァリン・ツァガーン999」。値段は安いもので1万円台だったものの、主力商品は3万~6万円程度。なかには10万円を超えるものもチラホラ。

 次に目についたのが「白鵬引退記念限定グッズショップ」だ。

「最も安いクリアファイルでも500円しました。他にも湯飲みが2千円、Tシャツが4千円。さらに高いものだと、『引退記念小判』が37万5千円。受注生産という『引退記念達磨(だるま)』に至ってはなんと495万円でした」(同)

 一体だれがそんな高額な土産を買うのか訝かる向きには、これならいかが、とばかりに、500円と千円の2種類の「引退記念ガチャポン」まで売られる始末。商魂たくましいとはまさにこのことである。

 肝心の断髪式も華々しい。まずは市川團十郎がオープニングで舞を披露し、国歌独唱はGACKT。断髪者も大物ぞろいだった。

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