皇宮警察で皇族方への“聞くに堪えない陰口”が常習化 正常ではない状態を意味するジェスチャーも

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「存在がパワハラそのもの」

 先の皇宮警察関係者が言う。

「昨春まで本部の警務課で広報を担当し、現在は赤坂護衛署のナンバー2に就いている人物など、毎朝の署内の朝礼で、こんな“訓示”を繰り返していました。いわく『(本誌の)記事は事実無根だ』。その一方で『俺の名前は出てないから潔白だ』と。この人物は警務課時代、ある幹部にパワハラの嫌疑をでっち上げ、いきなり池田調査官と一緒に自宅に押し掛け、幹部の妻に『ご主人には将来がないから新たにスタートを切ってください』と告げて追い詰めるなど、存在がパワハラそのものでした」

雅子皇后も誹謗中傷

 皇宮警察で「自浄作用」が働かないのは今に始まったことではない。先述した通り護衛部長とは、プロパー職員の最高ポスト。通常は任期1年で定年退職を迎えるのだが、

「これまで護衛部長に上りつめたOBの中にも、ご対象を堂々と罵ってきた人が少なからずいました」(同)

 というのだ。

「平成の終盤に就任した2人の護衛部長など、体調を大きく崩されていた雅子皇太子妃殿下(当時)に対し、予定時刻通りにお出ましにならなかったことなどをしばしば論(あげつら)ってきました。部下とのミーティングや酒の席で、正常な状態でないことを意味するジェスチャーとともに誹謗していたのです」(同)

 こうした体質が脈々と受け継がれているのであれば、皇室との信頼構築など望むべくもない。

「悪口だけではありません。中には、根拠のないうわさを吹聴する者もいました。かつて宮家を担当する護衛第3課(現在の護衛第2課)に所属し、高円宮家の側衛官を務めていた人物は、長女の承子(つぐこ)女王殿下について『ツグちゃんは、腰のあたりに刺青を入れてるんだ。だから結婚は難しいかもな。イギリス留学中にやっちまったんだよ』などと、訳知り顔で口にしていました。確かに留学中には“胸にヤモリの刺青入れたい”などと書き込まれたブログがご本人のものではないかと報じられ、騒ぎになったこともありました。とはいえ、側衛官としての自覚に著しく欠けると言わざるを得ません」(同)

 つまりは、モラルなどどこ吹く風なのである。

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