パワハラで辞める“若い漁師”が多発…就業支援団体が「見て見ぬふりはできない」と講じた対策とは

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「お前なんかいてもいなくても同じだ!」「おれの酒が飲めねぇのか!」――。職場の上司から面と向かってこんなことを言われたら、誰だって腹が立つ。「こんな上司がいる会社なら辞めてやる」どころか、「パワハラで訴えてやる!」というのが今の常識ではないだろうか。ところが陸ではなく、海の上ではいまだにまかり通っている節がある。【川本大吾/時事通信社水産部長】

 そもそも漁業は、きつい、汚い、危険といった「3K」職場の印象が根強い。洋上の厳しい職場環境で、遠洋漁業なら長期間、帰宅できない。...

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