「20年間で一番食卓の雰囲気が良かった」 日本代表専属シェフが明かすW杯大躍進の舞台裏
2022年の冬を熱くしたサッカーのW杯。強豪を破り、ベスト8にあと一歩まで迫った「森安ジャパン」には称賛の声が上がったが、陰のヒーローの一人はこの人だろう。戦士たちを食で支えた専属シェフ・西芳照氏(60)である。
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「全てが終わった後、長友(佑都)さんに“食事はどうでしたか”と聞いたら、“ブラボー”をいただきました。それだけでもう十分です」
と西シェフは語る。シェフは福島県の出身。04年に日本代表の専属となり、海外遠征に同行、選手やスタッフに食事を提供してきた名物料理人である。...