「田中みな実」連ドラヒロイン抜擢、「貴島明日香」卒業… 激動の2022年「女子アナ」ニュースランキング
2022年「女子アナ」ニュースランキング(前編)
2022年も様々な事件や波乱が巻き起こった女子アナ界――。今回はベストテン形式で、話題となったエピソードを振り返ってみたい。前半戦は第10位から第6位までの発表である。
第10位 女優業が順調な田中みな実、ついにドラマでヒロイン役をゲット!
14年9月末にTBSを退社した田中みな実(36)アナ。フリーに転身後もMC業で活躍中だが、20年8月の芸能事務所移籍をきっかけに本格的に女優業へ進出を果たした(移籍先の「フラーム」は広末涼子や戸田恵梨香、有村架純らが所属していることで有名)。移籍前のドラマ出演数は5本だったが、わずか2年でその倍の10本に出演。現在までに、計15本の出演実績がある。映画にも2本出演し、そのうち昨年11月に公開された「ずっと独身でいるつもり?」は自身初の主演作でもあった。
今年は2本の連ドラに出演。4月クールの「吉祥寺ルーザーズ」(テレビ東京系)では主要キャストの1人で、夫と離婚調停中の女性ファッション誌の元編集長を好演した。さらに、先ごろまで放送されていた「ボーイフレンド降臨!」(テレビ朝日系)では、ついにヒロイン役を射止めるまでに。
彼女が演じるのは、小劇団を主宰する彼氏と同棲中の舞台女優・佐藤渉役。桜井ユキ演じる高校時代の同級生・茶谷かしこと、12歳年下の主人公・アサヒを奪い合う設定だ。ストーリーは35歳にして人生に行き詰まりを感じていた渉の前に、King & Princeの髙橋海人演じる、謎多き記憶喪失のアサヒが現れるところから始まる。渉はアサヒの助けになろうと奮闘するのだが、その健気さを絶妙に表現している。アサヒの天真爛漫さと無防備さに次第に惹かれていく乙女心をピュアに演じきった。
20年4月クールに放送された「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)での怪演ぶりが話題となって以降、女優として特異な存在感を発揮してきたが、本作は現時点での“女優・田中みな実”の紛れもない代表作と言えるだろう
来年1月には、フジテレビ系の人気“月9ドラマ”のその後を描いた、映画「イチケイのカラス」にも重要な役柄で抜擢された。女優業にますます拍車がかかっており、悲しいかな、“女子アナ・田中みな実”を目にする機会は減ってしまいそうだ。
第9位 テレ朝新人・鈴木新彩アナが「ミュージックステーション」新サブMCに! 日テレの新人・浦野モモアナもまさかの大抜擢!!
テレビ朝日の新人女子アナといえば、19年入社の斎藤ちはるアナ(25)以降、3年連続で入社日当日にレギュラー番組デビューするなど、“攻め”の起用が続いていた。だが、今年入社の鈴木新彩アナ(22)のテレビデビューは一転して、8月末とかなり遅れることに。「お願い! ランキングpresentsそだてれび」(毎週月~木/24:45~25:20)の司会進行に就任し、初のレギュラー番組担当となったものの、深夜番組な上に関東地区のみの放送。先輩たちに比べると、実に“ひっそりとした”デビューとなった。
しかし、秋の番組改編で「ミュージックステーション」(毎週金曜/21:00~)の新サブMCという大役を任されたことで評価は一変する。メインMCのタモリとの年齢差は実に55歳もあるが、すでにコンビネーションはバッチリ。先ごろ放送された、6時間生放送の「ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE2022」も見事にこなした。並の新人アナなら無謀な起用と思われただけに、秘めたポテンシャルは相当なものがあるようだ。
大抜擢といえば、日テレの新人・浦野モモアナ(22)も来年1月から「ヒルナンデス!」(毎週月~金/11:55~)の新アシスタントに起用されることが発表された。この番組には先輩アナの代打として過去に3回ほど出演経験があり、どうやら既定路線だったようだ。あの水卜麻美アナ(35)をブレイクさせた番組だけに、浦野アナも続きたいところだろう。
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