「スシロー“おとり広告”」から「底辺職ランキング」まで 2022年も豊作「炎上ネタ」を一挙公開!

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 2022年も、まもなく終わりを迎える。この1年で起きた、決して重要ではないものの、「あったあった」と思い返せるようなニュースを振り返る。いよいよ後編スタート!

おとり広告

【6】は、マスクについてのバカ現象について。これ、完全に「世にも奇妙な物語」的なのだが、岸田文雄首相を含め、政治家が海外へ行くとマスクを外す件である。ローマ教皇との謁見の際も岸田氏はマスクを外した。しかし日本に帰国し、飛行機のタラップに出たらマスクを着けている。

 そして、岸田氏は日本国内で日本人と会う時はマスクをしているが、白人の要人と会う時はしていない。マジでこれ、何なんじゃ? これは一般人も同様で、MLB・エンゼルスの大谷翔平の試合の観客席の日本人はマスクをしていないし、サッカーカタールW杯でスタジアムにいる日本人サポーターもマスクをしていない。だが、国内のプロ野球やJリーグ、日本代表戦の観客はマスクをしている。どうせカタールへ行った日本人も日本に戻ったらマスクをしているのだろう。

 企業ネタでいえば、吉野家を冒頭で紹介したが、今年はスシロー【7】も散々なものだった。スシローのCMといえば、みずみずしいネタがシャリの上を跳ねる「シズル感」ある演出が食欲をそそる。

 そんなスシローは2021年、CM等で大々的に紹介した期間限定看板メニュー「濃厚うに包み」を98.1%の店舗で品薄のため販売しなかったのだという。これは「おとり広告」という認定を受け、消費者庁から再発防止を命じられた。100円でウニの寿司が食べられるとあれば、そりゃ客は殺到するだろう。広告では「売切御免」と言い訳していたものの、98.1%というのはもはやキャンペーンの体を成していない。

踏んだり蹴ったり

 スシローはその後も色々な「やらかし」をした。テーブルに置いてあった「何杯飲んでも生ビールジョッキ半額」のメニューには、通常480円の生ビールを240円で販売すると告知。「7/28日まで」とキャンペーン終了日のみが書かれていた。本来2022年7月13日から開始するはずだったが、一部店舗ではポスターが誤って10日から掲示されていた。「7/28まで」としか書かれていなかったため、10日に来た客としては当然、すでにキャンペーン中だと思うだろう。

 ところが正規料金を請求され、これに対するクレームがツイッターで拡散。店の言い分は「あれは予告です」だが、客は納得がいくわけがない。結果的にレシート持参のうえで返金という対応が取られた。しかし、さらにケチが付き、広告で登場していたジョッキと比べると、キャンペーンが開始された後に実際に提供されたビールのジョッキが通常より小さいということが批判されたのだ。もう、踏んだり蹴ったりである。今後しばらくネット上における同社のブランドイメージの回復は難しいのでは。

 さて、国際問題に目を向けると、【8】ロシアによるウクライナ侵攻、である。正直よく分からない。戦争における報道やプロパガンダはどれだけ鵜呑みにしていいのかは分からないが、日本では徹底的に「ロシア=悪、ウクライナ=かわいそうな被害者」の図式が完成していた。

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