五輪メダリスト「堀井学」代議士の秘書二人が事務所経費を「横領」 警察による捜査進行中

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休職届

 横領が明るみに出るきっかけとなったのは、22年8月、あらたな東京事務所長が採用されたことだった。

「東京事務所長から出納簿の提出を求められた齋藤さんは、途端に不審な挙動を取り始めました。遂には、お盆明けに無断欠勤した。その1週間後、“適応障害”の診断書とともに、休職届を郵送してきました」

 齋藤秘書が残していった通帳などを確認すると、573万円すべてに領収書がなく、使途不明金となっていた。

「堀井代議士は連絡がつかない齋藤さんの代わりに夫を通じ、出納簿の提出を申し入れた。しかし、それに応じないだけでなく、逆に休職期間中の給与の支払いを求める有り様でした」

 22年10月初め、堀井代議士は警視庁に被害届を提出した。現在、齋藤秘書に対する捜査が進行中だが、ここに来て、地元事務所の天野壮祐(そうすけ)秘書が悪事を重ねていた事実も発覚。堀井代議士は天野秘書を刑事告訴している。

「週刊新潮」2022年12月29日号「MONEY」欄の有料版では、秘書二人による横領の手口や経緯を詳報する。

週刊新潮 2022年12月29日号掲載

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