セクハラ帝京大教授の「学生への平手打ち」を目撃者が証言 「人の情を感じない」という声も

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

突然の体罰

 さる帝京大生に聞くと、

「江本教授は自分が決めたルールに反すると怒るタイプ。授業中のスマホは禁止と常々言っていて、それでもいじる学生を見つけると“お前、なにしてるんだ”って頭をパーンッと平手打ちしたことがありました。突然の体罰に、教室中の学生がビックリしていました」

 別の学生はこうも言う。

「江本先生の連絡用メールアドレスは『ノブエモン』ですが、学生の誰からもそう呼ばれていなかった。人の情を感じないというか、どこか話しかけづらいオーラがありましたね……」

 授業では日経新聞出版の『池上彰のやさしい経済学1・2』をテキストとして指定し、古巣への愛着を示していたという。

 江本教授は東京大学経済学部を卒業後、日経新聞に入社し北九州支局長などを経て50代半ばで早期退職。九州国際大などで教員を務めた後、3年前帝京大教授に就任した。取材現場を離れて“先生”ともてはやされ、天狗になってしまったのかもしれない。

 当の江本教授の携帯にかけると、「ご取材は大学広報にお願いいたします」とメッセージが返ってくるのみ。

 帝京大本部広報課は、

「現在、事実確認を行っていますので、回答は、控えさせていただきます」

 新聞記者の転身先として「大学教授」は人気だそうだが、大学側も肩書ではなく“人物本位”で採用か否かを見極めるべきでは。

週刊新潮 2022年12月8日号掲載

ワイド特集「黒い画集」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。