松本伊代の骨折も…大物芸人MCの現場で事故は起こる?過渡期のバラエティーに見る「あちらを立てればこちらが立たぬ」

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体を張る若者タレント不在の時代に……伊代さんの幅広い世代への好感度がアダに?

 若者のテレビ離れといわれて久しいが、今や若いタレントも体を張る企画に意味を感じていない気がする。NGなしでバラエティーに挑んでいた鈴木奈々さんは「うるさい」と炎上して好感度が急降下。ブレーク時には「虫を食べたり空を飛んだり体を張りたい」と言っていた藤田ニコルさんも、クールなみちょぱさんの人気を受けてか今やトークもどこか冷めている。ワイプ芸や大声は、視聴者も若いタレントもうっとうしがる時代のようだ。

 しかしみんながみんな能面では、見ている方はつまらない。テレビ局側も、MCから不興を買うリスクもある。だから幅広い世代に知名度と好感度があり、なおかつ夫ともども「お約束」がわかっている伊代さんは、重宝されやすいのではないだろうか。

 先月に生命保険会社から発表された、理想の有名人夫婦では1位にランクインしたヒロミさん・伊代さん夫妻。幅広い世代からの支持がうかがえる。もし派手なリアクションがなかったとしても、伊代さんの天然トークはテレビ映えするという計算も局側にあっただろう。MCの意向と幅広い視聴者ウケとコンプライアンス、「三方良し」を成立させる稀有なタレントゆえに、不運に見舞われたという面もあるのかもしれない。

 なお今年の秋に放送された別のバラエティーで、落とし穴に落とされた相葉雅紀さんが、「もっと若い時に落としてほしかった」とコメントしていたのが印象深い。伊代さんも同じ気持ちだったろう。それこそ16歳並みに、早く回復されることを祈っている。

冨士海ネコ

デイリー新潮編集部

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