【舞いあがれ!】倫子役の山崎紘菜は事務所の同期から「番長」と呼ばれていた

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東宝映画館の顔だった

 それでも大抵の人は山崎の顔を観てはいる。昨年までの9年間、映画館であるTOHOシネマズの作品上映前(幕間)に必ず登場していたからだ。「シネマチャンネル」と題された告知のナビゲーターを務め、作品の魅力や裏話などをスクリーンから伝えていた。東宝シンデレラ出身者らしい役回りだった。

 第1回のグランプリが沢口靖子(57)ということもあり、「東宝シンデレラ」出身の女優は清純派というイメージが色濃い。だが、山崎は3枚目役もこなしてきた。

 特に愉快だったのはTBS系の深夜ドラマで、おバカな学園コメディ「監獄学園-プリズンスクール-」(2015年)。裏生徒会長の栗原万里役を演じた。「裏生徒会長」という設定からしてマヌケでいい。

 女子校から共学校になったばかりの高校に転校してきたキヨシ(中川大志[24])やガクト(柄本時生[33])ら男子5人が、女子生徒に度を超した下心を見せると、なぜか万里がビシビシ取り締まり、厳しいお灸を据えた。万里はまるで女王様。山崎はキリリとした顔立ちだから見事にハマった。

 昨年は世界的にヒットしたゲームソフトを実写化した米国映画「モンスターハンター」に出演し、ハリウッドデビューも飾った。ゲームプレーヤーにモンスターについて説明する受付嬢の役柄だった。ゲームにも存在する人気キャラだ。オーディションで勝ち取った。

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