ウクライナから日本に渡った3人のバスケ選手 「今までの人生で一番充実」

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「今までの人生で一番充実しています」

 ロシアに“併合”された南部の主要都市へルソンを奪還するなど、善戦を続けるウクライナ。多くの国民が各々のやり方で祖国防衛に尽力しているが、中には日本で“サムライ”となって戦う男たちもいる。

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 石川県に拠点を置くプロバスケットボールチーム「金沢武士団(サムライズ)」では、今季から3名のウクライナ人選手がプレーしている。もともとは母国のチームで活躍していたが、ロシアの侵略により移籍を余儀なくされた。金沢武士団入りは9月のこと。

「日本の暮らしはとても良いです。今までの人生で一番充実しています」

 と語るのは、ヤキブ・ティトブ選手(23)。3人制バスケでのU23ウクライナ代表経験もあるシューティングガードだ。

 ポイントガードのイホール・ボヤルキム選手(27)も、「周りの人たちが優しくサポートしてくれるので、快適に過ごせています」と感謝を口にする。一方で「家族と離れているので、少し寂しい時がある」とも。二人は家族をウクライナに残しているのだ。

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