実は危機感はないという岸田首相「支持率はそのうち回復する」 島田首相秘書官との本当の関係

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 岸田文雄首相(65)の心労はピークに達しているかもしれない──最近、こんな報道が増えている。例えば、時事通信は11月21日、「岸田首相お疲れ? 言い間違え連発 『寺田大臣』を『タケダ大臣』」との記事を配信、YAHOO!ニュースのトピックスに転載された。

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 他にも現代ビジネスが18日、「岸田総理に異変『スーツの肩に…』気力はもう限界、自民党では『次の総理』選びが始まった」との記事を配信している。担当記者が言う。

「11月19日と20日に行われたテレビ朝日系列の世論調査では、政権支持率が発足以来、最低となる30・5%でした。1カ月で3人の大臣が辞任するという異常事態で、政権運営は非常に不安定です。『窮地に立たされた岸田さんは、精神的に参っているのではないか』と、時事通信や現代ビジネスは報じたわけです」

 ところが、実際の岸田首相は非常に楽観的なのだという。ある官邸スタッフが明かす。

「内閣支持率は低迷する一方です。おまけに岸田さんは、自信を持っているとされる外交でも、ASEAN(東南アジア諸国連合)、G20(主要20カ国・地域)、APEC(アジア太平洋経済協力会議)に出席しながら、何の成果もあげられませんでした。にもかかわらず岸田さんは、『そのうち内閣支持率も回復する』と強気の姿勢を崩していません」

 来年4月には統一地方選が行われる。永田町では自民党の苦戦を予想する関係者も少なくないが、岸田首相は違う見解を持っているようだ。

「統一地方選にも自信を見せているようです。以前、朝日新聞が岸田内閣を“鈍感内閣”と表現しましたが(註)、まさに岸田さんは“鈍感首相”ということのようです」(同・官邸スタッフ)

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