ジャニーズを辞めるとテレビに出にくくなる本当の理由

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 ジャニーズ事務所から独立すると、テレビに出にくくなる――。一時代を築いた田原俊彦(61)も爆発的人気を誇った元光GENJIの諸星和己(52)も独立後はテレビ出演がめっきり減った。元SMAPの稲垣吾郎(48)、草なぎ 剛(48)、香取慎吾(45)も実力や人気に相応しい出演をしているとは言えない。なぜ、テレビに出にくくなるのか。

独立組はよその芸能プロとも共演が難しくなる

 ジャニーズ事務所からの独立組がテレビに出にくい理由はそう単純なものではない。ほかの芸能プロダクションも絡んでくる。民放の気遣いもある。最近では民放がコア視聴率時代に入ったこととも無関係ではない。順を追って書きたい。

 公正取引委員会は2019年、ジャニーズ事務所を調査した。稲垣吾郎、草なぎ 剛、香取慎吾が2017年に同事務所を退所し、元マネージャーの飯島三智氏(64)が新設した芸能プロ入りしたところ、テレビ出演が激減した件についてだ。

 公取委は同事務所がテレビ出演を妨害しているのかどうかを調べた。しかし、そういった事実は確認できなかった。このため、公取委は同事務所に対し、こう注意するにとどまった。

「もしも3人の番組出演を妨げるような働きかけがあったら、独禁法違反につながる可能性がある」

 だが、ジャニーズ事務所が現役の所属タレントと稲垣、草なぎ、香取ら独立組が共演するテレビ出演の仕事を断るのは自由。誰にも止められない。「共演NG」は芸能界全体で見られることである。

 それにとどまらない。多くの芸能プロもジャニーズ事務所からの独立組と所属タレントの共演を敬遠する。

 理由はさまざま。まず人気者が数多くいる同事務所との関係にヒビが入ることを危惧する芸能プロは少なくない。同事務所の藤島ジュリー景子社長(56)とトップが昵懇の間柄なので気兼ねする大手芸能プロもある。また、同事務所出身者に限らず、そもそも独立に否定的な考えの芸能プロは多い。

 このため、ジャニーズ事務所からの独立組は同事務所の現役組と共演が極めて難しい上、ほかの芸能プロの所属者との共演がしにくい。するとテレビ出演の機会はかなり狭まる。1人で番組は成り立たない。

「ジャニーズ事務所の歴史を考えれば、よその芸能プロが気遣うのも分かります。ジャニーズ事務所は1962年に芸能プロの草分けである渡辺プロダクションの系列としてスタートしており、芸能界の保守本流。また、歴史が長いから、大手や準大手の芸能プロのほとんどがジャニーズ事務所と浅からぬ付き合いがある」(民放幹部)

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