「すわ粛清か?」共産党「小池晃書記局長」パワハラ問題で広がる憶測

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人材不足

 パワハラ問題に端を発した、血生臭い粛清劇の幕開けなのか――。共産党関係者に訊ねると、意外な答えが返ってきた。

「今回の件が粛清ということはありません。田村さんも、パワハラだと訴えたわけではないものの、客観的にみて、“パワハラである”と認定して処分する形になっただけです。共産党は、パワハラ根絶を方針に掲げているわけだから、きちんとしようよ、と。そもそも、もし、粛清するつもりなら、一気に議員辞職までもっていきますから。警告処分で済んでいる時点で、粛清ではありません。小池さんがナンバー2という状況も今まで通り継続でしょうね」

 と、粛清説をあっさりと否定。その上で、「別の事情もあるのでは」と続けた。

「共産党は慢性的な人材不足です。仮に本当に、志位さんが小池さんを気にくわないと思っていても、必ず、“じゃあ他に誰がいるの”、という話になってしまう。党を仕切り、引っ張る力のある人間が見当たりません。よっぽどのことがない限り、小池さんをバッサリと粛清できるような状況ではないんですよ」

 ともあれ、あまりにひどいパワハラは、政治家生命を縮めかねない――。

デイリー新潮編集部

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