「スッキリ」終了後、加藤浩次はどうなる?「ラヴィット!」への出演が1つのポイントと指摘されるワケ

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 来年3月に「スッキリ」(日本テレビ)が終了した後、総合司会を務める加藤浩次(53)の去就が注目されている。いよいよ古巣・吉本興業からの報復が始まるとの報道もあるが、デイリー新潮が取材した業界人の見立ては異なる。

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 来年3月末をもって「スッキリ」が17年の歴史に幕を降ろす。デイリー新潮は「日テレ『スッキリ』『バゲット』が打ち切られることになったホントの理由」(11月11日配信)で、打ち切りの理由は低視聴率のためであることを報じた。

 それでも、吉本興業の“加藤潰し”との憶測が後を絶たない。さらに4月以降、他のレギュラー番組にも影響が及ぶ可能性があるとの報道もある。民放ディレクターは言う。

「報道の根拠と言えるのは、いわゆる“加藤の乱”でしょう。2019年6月に発覚した吉本芸人らによる闇営業問題に対し、加藤は『スッキリ』内で、『今の社長、そして会長の体制が続くと思ったら、僕は吉本興業を辞めます』と所属事務所の経営陣を非難しました。実際、10月には吉本を離れて個人事務所を設立し、吉本とはエージェント契約となりました。さらに昨年3月には、吉本サイドからエージェント契約が打ち切られ、加藤は完全に独立することになったからです」

 結局、「スッキリ」終了が発表されたので、吉本による“加藤潰し”と考えるのがスッキリする。

吉本を離れて仕事が増えた

「もっとも加藤は吉本とエージェント契約になった後、『人生最高レストラン』(TBS)の2代目MCに就任しました。初代MCのチュートリアル・徳井義実(47)は、19年10月23日に税務問題が発覚し、芸能活動を自粛(20年2月より再開)。彼も吉本所属ですから、2代目MCは他の吉本芸人になるのではと思われたが、そうはならなかった。エージェント契約とはいえ、吉本の売り込みではなく、加藤の実力が認知されて回ってきた仕事でした」

 吉本を離れて、むしろ仕事が増えたわけだ。

「福岡ローカルですが、昨年5月から『加藤浩次のちゃっかりバズってます!!』(テレビ西日本)という冠番組もスタートしました。この10月からはテレビ東京で『占いなんて信じない』という番組のMCも務めています。この勢いは『スッキリ』終了後も変わらないとみています」

“狂犬加藤”は、いつから“MC加藤”になったのだろう。

「『スッキリ』のMCが決まったとき、『加藤浩次に朝の情報番組の司会なんて無理』という声が多かった。あの“狂犬”に情報番組は似合わない、ましてや帯番組で朝の顔など無謀、という目で見られていました。ところがスタートすると、なかなかの博識で、自分の意見もしっかり持っている。勉強もしただろうし、才能もあったのだと思います。なにより、『スッキリ』で毎朝2時間半の生放送を17年も続けてきたのですから、鍛えられ方が違います。難しいニュースからエンタメまで、硬軟どちらのネタも捌ける“MC力”が人気となり、MC芸人の1人としてブレイクしました」

 多才な狂犬キャラが確立した。

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