雅子皇后のご公務本格化で、ご体調へ心配の声が 主治医は「あまりご無理はなさらないように」

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皇后さまの“コンディション”

 先月の沖縄県に続き、今月は兵庫県への行幸啓が予定されている天皇、皇后両陛下。さらに今月5日には、愛子さまも久々にメディアの前にお姿を見せられるなど、令和皇室は順風満帆に見える。しかし一方で、一抹の不安がよぎるニュースも――。

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 両陛下は2日、御所でドイツのシュタインマイヤー大統領夫妻と面会された。この際、通訳を入れずに歓談なさっていたという。

「なかでも雅子さまは夫人と時折ドイツ語を交えてお話しになり、『お上手ですね。どこで学ばれたのですか』と尋ねられるほどでした」(宮内庁担当記者)

 お元気そうな姿が報じられる場面が増えたことは実に喜ばしいのだが、一方でご一家については心配な情報もある。

「さる6日、陛下は前立腺に疾患がないかを調べるため、東大病院で日帰りのMRI検査を受けられました。これまでの血液検査で、前立腺がんなどの指標となる腫瘍マーカーのPSAの数値に『やや懸念される傾向』がみられたためです。後日判明する結果次第では、組織を採取するなど精密検査も検討されていますが、現在のところ陛下に自覚症状はなく、ご公務も予定通り執り行われています」(同)

 検査の結果が良いものであることが願われるが、さらにご一家には長らく憂慮されている案件がある。宮内庁関係者が声を潜めて言う。

「それは取りも直さず皇后さまの“コンディション”です。令和の御代替わり以降、皇后さまのご体調が快復傾向にあるかのように報じられることが多くなりました。ですが、やはり今も厳然と“波”はおありなのです」

「真夜中に御所周辺を散策なさることが」

 そうした状況は、毎年12月9日のお誕生日に公表される「医師団見解」からも明らかであり、また、

「先月、四大行幸啓の『国民文化祭』開会式ご出席等のため四半世紀ぶりに沖縄を訪問された際は、1泊2日と慌ただしい日程でした。というのも、コロナの感染状況を十分に勘案しながら、実際には皇后さまのご体調を考慮した部分が大きかったからです。侍従職からも『現在の皇后陛下では、地方お出ましは当面、1泊2日が限界だろう』といった声が出ています」(同)

 実際に、そんなご体調を物語るかのような“お振る舞い”もうかがえるという。

 毎週月曜日に行われる宮内庁次長の会見では、両陛下の私的なご動静がオフレコで紹介されることがある。例えば「陛下は土曜にジョギング」「日曜は両陛下でテニス」といった具合だが、ここで明かされない“日程”があるというのだ。

「実は皇后さまは、今もうまく寝つけずに時折、真夜中の時間帯に御所周辺を散策なさることがあるのです」(同)

 かつて皇太子妃時代、“昼夜逆転”などと指摘されたこともあったが、現在もなお、生活のリズムを大幅に崩される時があるというのだ。

主治医は「あまりご無理はなさらないように」

 ご体調は日常のご活動にも深い影響を及ぼしているという。

「04年夏に『適応障害』を公表された皇后さまにとって、不特定多数の人々と限られた空間で向き合われることは大きなご負担となります。それもあって、皇居や赤坂御所での除草や清掃作業に携わる勤労奉仕団と対面なさる『ご会釈』は、平成の時代からもっぱら陛下がお一人でなさってきました。現在はコロナ禍で作業自体が減っていますが、令和に入って皇后さまがご会釈に同行されたのは、一昨年1月の1度だけです」(同)

 皇太子妃時代から不眠に悩まれてきた雅子皇后は、ご体調について主治医である精神科医にたびたび相談なさってきた。そのご当人、大野裕医師に尋ねると、

「“波”がおありになるというのは、少し頑張られる時もあれば、そうでない時もおありだということです。(宿泊を伴うご公務は)これまで日帰りでなさっていたので次からは1泊と、まずはそういった順番ではないでしょうか。この前の沖縄も今度のお出ましも、おできになるところからなさっていただければ……。私も皇后陛下には『あまりご無理はなさらないように』とは申し上げております」

 11月10日発売の「週刊新潮」では、復調に向かわれつつあるとされている雅子皇后のご体調について詳報する。

週刊新潮 2022年11月17日号掲載

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