タッキー退社で「滝沢歌舞伎」はどうなる? 「Snow Man歌舞伎」に簡単に衣替えできないワケ

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「松竹もタッキーの突然の退社に頭を抱えているはずです。『滝沢歌舞伎』は即日完売の超優良コンテンツ。ただし、タッキーという演出家が16年間かけて築き上げてきた舞台であり、簡単に代役が見つけられるものでもないのです」。こう語るのはある演劇評論家である。

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「歌舞伎」の名称はタッキーだから許された

 ジャニーズ帝国を一代で築き上げたジャニー喜多川氏から後継指名を受けてから4年。11月1日、タッキーこと滝沢秀明氏(40)が、ジャニーズアイランド社長職などを退任し、ジャニーズ事務所から去ることが発表された。

 さまざまな憶測が飛び交うなか、多くのファンたちが関心を持っているのは「滝沢歌舞伎」がどうなるかという点である。

「松竹にとっても寝耳の水だったようだ。来年の公演分もすでに日程は抑えられており、今後どうするかをジャニーズ事務所と話し合っていくとみられます」(大手芸能プロ関係者)

 もともとは、ジャニー喜多川氏の企画・演出で「滝沢演舞城」というタイトルで2006年から始まった時代劇ミュージカルである。23歳での座長就任は、新橋演舞場史上最年少。10年4月からは滝沢氏自身が演出家となり、滝沢歌舞伎と名称変更。19年からは座長の座を後進の「Snow Man」に譲り、滝沢は演出に専念するようになった。

「『歌舞伎』は松竹の登録商標であり、そう簡単に使えるものではありません。松竹も滝沢演舞城で滝沢氏が4年間、取り組んできた興行が成功したことを評価して、歌舞伎の名称を使うことを許可したと聞いています」(同)

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