「風俗で働いてほしい」婚活アプリで“1億1500万円詐欺男”が第2の事件で逮捕(1/4)

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信用してしまった理由

 ちなみにBさんが、これだけの額を貯めたのは、「親からの生前贈与やキャバクラなどで稼いだから」だという。

 この逢瀬は3時間ほどで終わり、その後のLINEでのやり取りでは、〈Bはオレのものだから言うこと何でも聞けよ〉〈何があっても裏切ることはしないから、お利口さんしろよ?〉といったメッセージが送られてきた。

「お互いに好きだということで、私が1月中に引っ越しして同棲をスタートするなど、結婚を前提に話を進めることになりました。もちろんおカネを預ける話についても、“やっぱ全部オレに渡せよ? 明日は1500(万円)おろして、銀座で昼過ぎに待ち合わせね?”というメッセージがありました。話の進み方が急すぎて若干の不信感はあったものの、結婚相手にめぐり合えて、両親にも報告ができそうだという思いのほうが勝ってしまったかもしれません」

 Bさんは3つの口座にそれぞれ、1250万、1250万、そして980万円を預けてあったが、それらをその後に引き出し、全て岡被告に渡したのだった。

「岡は銀行の近くでウロウロして私が引き出すのを待っていて、それが終わったらホテルで落ち合い、今後の付き合い方についてアレコレ説明するという感じでした。“ちゃんと言うこと聞いてくれたね。えらいね。お利口さん”といった言葉をかけてくるのです」

 Bさんは、岡被告との交際に「普通のカップルとの違い」を確かに感じていたのだが、彼は資産家だという思いが頭から抜けきらず、信用してしまったのだという。この後、Bさんに対して岡被告は、金銭のみならず信じられないような要求をしてくる。

(続く)

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