「早期解散論」が取り沙汰されるも岸田首相は「聞く」だけで身動き取れず

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メディア調査の衝撃

「下がったとはいえ内閣支持率は“まだ”30%以上ある、かつては一桁になっても地位に恋々とした人物もいた、首相就任から何か成し遂げたことがあるわけではない中で解散しても、世間は白けるばかりだろう――というのが麻生氏の見立てですね」(同)

 その一方で、岸田官邸は折に触れ、世の中の空気を掴むべく、さまざまな調査を行っているとされる。

「その中には、仮に解散を打った場合にメディアがどのように報じるかというものもあります。結果、メディアは間違いなく“追い込まれ解散”と吹聴し、ワイドショーはもちろん情報・報道番組でも同様の報じ方をするだろうとの判断が出たと言います。なかなか当人たちには衝撃の内容だったようです。追い込まれ解散を回避すべく超早期に判断を下したところで、それでも追い込まれと言われるなら元も子もありませんよね」(同)

 メディアや国民にそこまで見透かされては勝てるものも勝てないということなのだろう。

デイリー新潮編集部

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