「遺体の99%に暴力的な死の痕跡が」 拷問、飢餓…ロシア軍から解放された町のリアルとは
支援物資の到着を聞きつけて集まった住人たち
ウクライナが奪還した故郷へ冷蔵庫を取りに来た住民は、崩れた橋を渡り再び避難先へと戻っていく──。ロシア軍による侵攻から7カ月。ウクライナ軍の反転攻勢によって東部の要衝、ハルキウ州のイジュームが解放された。だが、そこにかつての風景はなかった。目に飛び込んでくるのは、虐殺から逃れ、拷問、飢餓に耐え、破壊された町で生き抜いた市民たちの姿。現地のボランティアに帯同し取材を続ける、写真家・尾崎孝史氏による最新レポート。
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人道支援ボランティアの活動拠点・ザポリージャからハルキウを経由して400キロ。...