波紋を呼んだ「矢沢永吉」ツアーが終了 ファンが本当に心配するのは来月から始まる“次のライブ”

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「避難所に矢沢ファンが押しかけた」という怪情報

 9月25日に開催された京セラドーム大阪公演をもって、矢沢永吉(73)のツアー「MY WAY」が終了した。本ツアーをめぐっては、福岡公演が台風接近中に“強行”されたことで、多くの批判を集めたのはご存じのとおり。だが、この件で永ちゃんファンが本当に恐れているのは世間からのバッシングなどではなく、11月から始まる次のツアーなのだという。

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 あらためて振り返っておくと、福岡PayPayドーム公演が開催された18日は、台風14号が九州に接近しているタイミングだった。最終的な開催判断は当日の朝まで未定という、まさにギリギリの状況。矢沢サイドはそれでも開催した理由を〈福岡に本格的に上陸するのは18日の夜と確認しております(中略)福岡ドームは屋根があり、頑丈に作られた会場である〉としたうえで、

〈『矢沢さん!中止しないでください!』『開催して下さい!』というお声がものすごい数のメールが届いております〉(公式HPより)

 と説明していた。なお、参加を断念したチケット購入者には全額返金する旨も併せてアナウンスされていた。

 ファンを思って開催に踏み切ったようだが、一方で小田和正(75)や西川貴教(52)など、18日前後の九州公演を断念したアーティストも少なくなかった。それだけに、矢沢の開催判断が際立つ形となったようだ。

「来場者に対しては“必ず安全を確保できる方、帰路につける方のみ来てください”とも呼びかけていました。しかし実際、公演が終わった20時過ぎには公共交通機関が運休しており、事故は報告されていないものの、少なくない帰宅困難者が出たようです。また『地元民のための避難所に帰れなくなった矢沢ファンが押しかけ、非常食のおにぎりを食べていた』『ホテルのロビーを占拠し泊まっていた』といった、真偽不確かな情報も流れていました。いずれにせよ、賛より否のほうが大きい開催だったといえるでしょうね」(芸能記者)

ファンが憤るファンの行動

 ライブ強行はロックかロックじゃないのか――なんて議論にまで発展した今回の騒動。矢沢ファンはどう見ているのだろうか。矢沢を追いかけて40年になる男性はこう語る。

「まず、ライブに行ったけれど帰れなくなって、周囲に迷惑をかけることになった連中については“本当にファンなのか?”って思いますね。だって、永ちゃんは常々『自分のケツは自分で拭け』ということを言っている。大企業の経営者や国家が、自分のケツを拭かないから日本はおかしくなった、なんてことまでインタビューで喋っていますよ。ファンこそそこを守らなきゃ、筋とおらないでしょう」

 もっとも、矢沢ファンといってもピンきりだそうで、

「酔っ払ったファン同士の喧嘩が過去に絶えなかったから、永ちゃんのライブって酒飲んで入っちゃダメなんです。入口で抜き打ちの飲酒チェックがあったりするんです。でも、この間の新国立競技場(※『MY WAY』ツアー初日・2日目の会場)でも、最寄駅のコンビニの前でビール飲んで、ライブが始まるのを待っている奴らがいましたよ。永ちゃんのタオルぶらさげて、よくそんな恥ずかしい真似できるな、って思って見てました。だから福岡でも迷惑かけたファンがいるというのも、あながち嘘ではないでしょう」

 ライブ強行そのものについては「まあ永ちゃんが決めたことだし、いいんじゃないですか」と語る。だが、一方で、

「もしかすると12月に永ちゃんは引退しちゃうんじゃないか。強行は、引退を見すえてのことなんじゃないかな…」

 とも漏らす。どういうことなのか。

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