統一教会シンパが衝撃の告白 「木原官房副長官の選挙支援を呼びかけ、そこには信者も」

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「内容は極めて不十分」

 しかし、公表結果はとても世論を納得させられる代物とは言い難かった。

「結果を見ると内容は極めて不十分です」

 と語るのは、全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人の山口広弁護士。

「メディアなどで報道されている通り、関係性が明らかになっている議員でも名前が出ていない人が多くいます。例えば、細田博之衆院議長が点検対象から外れているのは明らかにおかしい。今後、本当に教団との関係を断てるのか、非常に心配です」

実名が公表されなかった麻生氏

 加えて、この調査にはその正当性を揺るがすほどの大きな疑惑がある。茂木氏の独断で結果を“調整”したことで、首相側近や党の重鎮らが優遇されたのではないか、とされているのだ。

 その一人として取沙汰されているのが、麻生太郎副総裁だ。今回、統一教会と関係があったとして実名が公表されたのは179人のうち121人だったが、その中に麻生氏の名前はなかった。

 しかし、本誌(「週刊新潮」)は9月15日号で、警視庁公安部が極秘裏に作成していた「議員名簿」と題される資料の中に麻生氏の名前が取り上げられていることを報じている。そこには麻生氏について、

〈勝共推進議員〉

 と記述されている。勝共推進議員とは国際勝共連合の理念に賛同する政治家のこと。その資料には麻生氏が平成11年2月18日、3月4日、13日に関連団体へ祝電を打ったことが記録されていた。さらに本誌が調査を進めると、新たな事実も明らかになった。統一教会の関連団体である国際勝共連合の機関紙「思想新聞」には麻生氏の名前が度々掲載されていたのだ。

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