統一教会シンパが衝撃の告白 「木原官房副長官の選挙支援を呼びかけ、そこには信者も」

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シンポジウムに登壇した木原官房副長官

 その筆頭格が、最初に触れた宰相の最側近。岸田総理誕生の立役者であり、懐刀として知られる木原誠二官房副長官(52)の例である。

 木原氏と統一教会との関係について、松野博一官房長官が会見で“木原氏の地元秘書が関係団体の会合に出席した”旨を明らかにしているものの、今回の調査では名前が記されていなかった。

 しかし、首相最側近がひた隠しにしていたのは、統一教会関連の会合に出席していた過去だ。冒頭で紹介したのがその場面である。

 東京都府中市で開かれたシンポジウムの主催となっているのは、「アジアと日本の平和と安全を守る東京都フォーラム」。後援は産経新聞多摩支局、そして西東京平和大使協議会とある。平和大使協議会は統一教会の関連団体で、天宙平和連合の付設機関である。

 主催となっている団体も同じく教団の関連機関だ。この団体の上部団体と見られるのが「アジアと日本の平和と安全を守る全国フォーラム」で、所在地は東京都新宿区内の統一教会が所有するビルなのである。

 出席者が言う。

「その日、木原さんはあいさつや講演はしていたと記憶しています。同じくパネリストだったのは海上幕僚長だった人物で、読売新聞の元アジア総局長も登壇していました」

「記憶にないなあ」

 議題は集団的自衛権だったという。参加していたかどうかについて、当の木原氏は、

「記憶にないなあ」

 そう惚(とぼ)けるので、こちらからシンポジウムの概要を説明すると、

「確かにパネリストとして出たね。いまお話を聞いて思い出したけど、まったく(統一教会関連という)認識がなかった。事務所に出てほしいという依頼があって。そのパネリストのメンバーを私が確認して、まあいいんじゃないか、と。内容も適切なので出席した、ということです」

 しかし、問題はこれにとどまらない。このシンポジウムで木原事務所との窓口役を務めた男性が統一教会の関係者と見られているのだ。

 永田町関係者が言う。

「木原さんは初当選から統一教会の支援を受けているといわれています。このシンポジウムに限らず、何度も関連団体の会合に出席しており、手引きをしているのが木原さんの選挙区に住むこの男性で、信者ともいわれている。彼が地元の教団票を取りまとめているのです」

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