日テレ「MUSIC BLOOD」がわずか1年半終了の裏 1社提供だったはずなのに、いつの間にか

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 日本テレビの金曜23時「MUSIC BLOOD」が、9月いっぱいで終了すると発表された。俳優の田中圭と千葉雄大が司会の音楽番組で、昨年4月にスタートしたばかりだった。なぜこんなに早く打ち切られたのか。

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《毎週1組のアーティストを迎え 今も血液として自分に流れるエモい話を トークとライブでひも解く音楽番組》をコンセプトに、深掘りトークと音楽コラボなどで構成した30分番組だった。初回のゲストはロックバンドのsumika、第2回はマカロニえんぴつ……若者に人気のアーティストを迎えることで人気があった。

 にもかかわらず、わずか1年半で打ち切りである。日テレ関係者は言う。

「もともと『MUSIC BLOOD』は“smash.”の1社提供番組としてスタートしました。番組とsmash.が連動することで、放送直後から出演ゲストの完全撮り下ろし映像、しかも、アーティスト一人ひとりのアンカット映像や未公開トークなど、番組では放送できなかった映像を独占配信するという、ファンにはたまらない試みもありました」

 smash.とはスマホの縦型画面に特化したアプリで、ライブ配信事業などを行うSHOWROOM株式会社の運営だ。同社の前田裕二社長(35)は、大学卒業後に外資系投資銀行入社するもDeNAに引き抜かれる。社内事業としてライブストリーミングサービスのSHOWROOMをスタートさせ、後に独立。著書『メモの魔力』(幻冬舎)はベストセラーになり、かつて女優の石原さとみと“結婚秒読み”とも報じられたヤリ手の若手起業家だ。

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