狩野舞子 サンモニ“御意見番”で感じた違和感 「匂わせ戦略」でタレント活動も好調

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あの席にはまだ早い

「これまで出演してきた御意見番と比べると、彼女は若すぎます。確かにロンドン五輪で銅メダルを取りましたが、彼女自身への評価はそれほどでもありませんでした。それほどキャラが立っているわけでなく、ネームバリューもまだ足りない。スポーツコメンテーターとしての実績もなく、タレントとしても未知数。あの席に座るにはまだ早いという印象でした」

 その点は、彼女を起用したTBSも同じだったのかもしれない。初登場の御意見番の場合、その人の経歴をVTRで紹介するのだが、狩野のVTRはこれまでとは見劣りするものだった。具体的には、

《中学生で(代表候補に)選ばれたのは、中田久美と大谷佐知子以来24年ぶり。名門・八王子実践高校で活躍するが……コルセットが手放せないほど腰痛に苦しむ》

《Vリーグの強豪・久光製薬に入団するが……2008年、右アキレス腱断裂、2010年、左アキレス腱断裂》

「正直言って、“喝!”“あっぱれ!”を言える資格があるのか、と思わせるような紹介でした」

 TBSは、なぜそんな狩野を起用したのだろうか。

SNSの匂わせ

「8月26日に世界バレー男子の1次ラウンド、日本対カタール戦が行われたこと。9月の世界バレー女子も含め、TBSが放送するということもあったのでしょう。でもそれなら、中田久美(57)、竹下佳江(44)、木村沙織(36)、栗原恵(38)……という選択肢もあったはずです。敢えて彼女を起用した一番の理由は、“大谷翔平との熱愛の噂”があったからと見るテレビマンは少なくありません。話題性狙いの起用はよくあることなんです」

“噂”の元となったのも、狩野のInstagramだった。

「大谷選手とお揃いのブレスレットをつけていたり、大谷選手が出場する試合を現地観戦したりという、いわゆる“匂わせ”です。当人たちがこれらについてコメントしたこともない中、『サンデーモーニング』で狩野が大谷について初めてコメントしたのです」

“御意見番”コーナーのネタがメジャーリーグに移ったときだった。VTRでは、レンジャーズ・有原航平投手(30)の489日ぶりの勝利、カブス・鈴木誠也選手(28)の2桁アーチ、そして、エンゼルス・大谷選手とブルージェイズ・菊池雄星投手(31)の対決は菊池に軍配が上がったという内容だった。

関口:狩野さんから伺いましょうか。どんな印象を持ちましたか?

狩野:やっぱり両方のポジションで結果を残しているので、すごいことをしているんですけど……。

――関口は、彼女が何を話し始めたのか分からなかったようだ。

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