鶏卵大手・イセ食品の破綻 秋篠宮殿下の研究資料が危機に瀕した理由

国内 社会

  • ブックマーク

〈当職は、貴殿に対し、直ちに本件資料をお引き取り頂くよう本書を持ちまして請求申し上げます〉

 こんな書面が秋篠宮家畜資源研究会理事の奥野卓司氏宛てに送付されてきたのは、今年4月のこと。送り主は破綻した鶏卵最大手「イセ食品」の管財人。「本件資料」は秋篠宮殿下の資料だというから、穏やかではない。

 ***

 事の発端を、昨年6月までイセ食品の会長兼社長を務めていた伊勢彦信氏(93)が振り返る。

「私は長らく、秋篠宮殿下が総裁の山階鳥類研究所に微力ながら協力して参りました。...

つづきを読む